猛獣

ポケモンみたいな軟体動物「グラウカス・アトランティカス」、触らないように注意

Glaucus atlanticus グラウカス・アトランティカスは美学的に非常に魅力的な軟体動物ですが、人間にとっては猛毒で危険な存在です。

このフォトギャラリーでは、Pokémon で有名な日本人漫画家Ken Sugimori から直接描かれたような、この生物について学びましょう。

写真のイメージと共に、この非常に特別な種の特徴、生息地、栄養源について詳しく知ることができます。私たちの想像力と海の世界の理解に挑戦する、魅力的でありながら危険なこの生き物の世界を探検する準備をしてください。

Di Sylke Rohrlach from Sydney - Blue dragon-glaucus atlanticus, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikime
Glaucus atlanticus
Glaucus atlanticus グラウカス・アトランティカスは、Glaucidaeウミウシ科の軟体動物です。 Glaucus marginatusと共に Glaucus 属の2種のうちの1種です。自然生息地は大西洋ですが、太平洋、地中海、カリブ海でも発見されています。 
By Glaucus_atlanticus_1.jpg: Taro Taylor from Sydney, Australiaderivative work: dapete - Glaucus_atl
発見
Glaucus は、1777年に科学者Johann Reinhold Forster とJohann Georg Adam Forster によって初めて記述されました。彼らは、船長James Cookが率いる2回目の太平洋探検航海中の船(HMS Resolution )に乗っていました。このとき、この種が発見され、最初の出版物が書かれたのです。
By Poyt448, Peter Woodard - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=
特徴
体長は最大で3cm。体色は、海面に面した腹部は青と白、海底に面した背部は銀色で、捕食者からカモフラージュするためのものです。Glaucusは 、気泡に支えられて水面に浮かび、海流に身を任せて逆さまに生活します。
By Sylke Rohrlach from Sydney - Blue dragon-glaucus atlanticus, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikime
栄養源
Glaucus は遠海性の捕食動物で、ポルトガルカラベル (Physalis physalis)、サンピエトロ (Velella velella)、ブルーボタン (Porpita porpita)、ムラサキカタツムリ (Janthina janthina) などを捕食します。また、時には共食いすることもあります。
By Imtorn - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=21281406
警告!触れないで!
本種は「ポルトガルカラベル(Physalis physalis)」を捕食する一方で、免疫を持ち、さらにシフォノフォアの刺胞を自らの組織内に蓄えています。つまり、Glaucus は毒を集め、それを外敵に対する防御に使っているのです。したがって、この動物に触れないように注意しなければなりません。触れた場合、非常に痛みの強い、危険な刺され方をする可能性があります。
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